時給と労働力との釣り合い

時給と労働力との釣り合い

私は高校を卒業してすぐに県外のある料理屋に就職しました。料理を作る事がただ単に好きだという理由で料理屋に就職したのですが、工業高校に通っていたので調理師免許は持っていませんでした。そのため調理師ではなく、見習い料理人として働く事になりました。就職をした料理屋は父親の知人の方にお世話をしてもらい就職したので、面接の際には給料の事や仕事内容の事などの話は無く、働く意欲だけを問われて就職が決まりました。

見習いとして働き出し、誰よりも早く出勤して誰よりも遅く帰宅するという毎日でした。休憩時間はおろか休日すらまともにもらえなかったのですが、頂ける給料は毎月数万円だけでした。あまりに少ない給料に不満を持ち、月の給料の額と毎日の勤務時間で自分なりに時給を計算してみると、時給270円という驚きの金額でした。

この金額は労働基準法に違反しているのではないかと直接社長さんに抗議したのですが、見習いに仕事を覚えさせているのだから真っ当な金額だと言い返されてしまいました。それから少しの期間だけは時給の額を気にせずに働いていたのですが、どうしても時給と労働力との釣り合わずついに我慢しきれなくなって料理屋を辞める事にしました。